所有している不動産をできるだけ高く売却する方法の一つとしては、売却希望価格の許容範囲を決めた上で、その許容範囲の条件を変更せずに、地道にお客様を探すことです。
ご自身、あるいは不動産仲介会社に相談して買主を探すことはもちろんですが、金融機関が買主を紹介してくれる場合も多々あります。一般的に、金融機関は予め、売却希望価格の妥当性と、物件の担保評価、買主候補の資産状況(どのくらいの融資が可能か等)などについて精査しています。そのため、金融機関が紹介する買主候補は、実際に取引が成立することが多いです。
失敗例としては、経済状況や頻繁な問い合わせを受けた影響で売主に必要以上に欲が出てしまい、購入希望者があわられるごとに売主が売買価格を吊り上げるために売買が成立せず、不動産仲介会社からも売主があきれられる事例があります。結局、最初の購入希望者が一番高かったのですが、その時にはすでに手遅れだったということもあります。