一般的に、イールドギャップは、投資利回りと、長期金利(長期金利の指標の10年物国債利回り)や借入金利との差のことで、融資を受けて不動産投資をする場合、投資判断の重要な指標の一つです。日本国内外の大手不動産投資ファンドなどが投資する際の、投資判断の重要な指標の一つとなっています。
注意するべき点としては、この場合の投資利回りを、不動産投資時の購入費用や、不動産投資後に支払う必要がある様々な経費や税金の支出を考慮しない「表面利回り」で検討する場合があります。そうすると、不動産投資後に想定する収益が上がらずに、投資が破綻することもあります。「イールドギャップ」は、不動産投資時の購入費用や投資後の各種経費、税金の支出を考慮した実質的な利回り(NOI利回り)で計算することが大切です。