アルコーブは、もともとヨーロッパで用いられていた建築技法といわれています。アルコーブは、部屋や廊下など、壁面の一部を後退させてつくったくぼみ状の部分です。室内に設けられたアルコーブの利用方法としては、ベッドやソファ、花瓶、などを設置して、おしゃれな空間にすることが可能性です。
マンションなどの集合住宅では、玄関ドアの前にある、共用廊下から少しへこんだスペースを「アルコーブ」と呼んでいます。アルコーブがない場合は、玄関と廊下が直接面することになりますので、廊下を通る他の住人から室内が見えやすいというデメリットがあります。そのため、玄関にアルコーブがある場合は、プライバシーを保つことに役立つという利点があります。