ピロティは、一般的に、マンションやビルなどの1階部分の一部にあり、壁がなく、柱だけで構成された吹き抜けの空間のことで、2階部分の重みを柱だけで支えています。ピロティは、玄関ホール、作業場、駐車場として利用されていることが多いです。
建築基準法に則る建築確認申請の際に、十分外気に開放され、かつ屋内的な用途に使用されないピロティ部分については、容積率を計算する場合に床面積に算入されない(「容積率の不参入」)場合があります。ただし、駐車場や駐輪場、作業場、倉庫として利用することは、容積率の不参入が適用されない要件に当てはまります。稀に、建築後の検査済証を受理後に、無断でピロティ部分に壁を施工する等により屋内的な空間に改造することがありますが、それは建築基準法に違反します。