違反になりやすい不動産広告内容の一つとしては、最寄駅から歩いた場合の時間です。徒歩所要時間を表示する場合には、日本の不動産広告を規制する「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」により、徒歩1分が80mに相当するものとして計算することになっています。この距離は直線距離ではなく、道路に沿って測定した道路距離をもとにすることになっています。もし80m未満の端数が出たときは、切り上げて1分とすることになっています。例えば、駅から70mの場合は、徒歩1分とします。
最寄りの地上鉄駅から物件までの、徒歩所要時間や道路距離を算出する場合は、駅舎の出入口が起着点となります。最寄りの地下鉄駅から物件までの、徒歩所要時間や道路距離を算出する場合は、地上の出入口が起着点となります。
不動産広告についてはさまざまなことが細かく規制されていますが、表示規制等の規制は、将来的に変更される場合があります。ご自身で販売広告を作成したり、広告作成を不動産業者以外に依頼する場合には、最新の規制内容についてご確認ください。