はい、あります。ただし、全ての住宅に評価書類が備え付けられているわけではありません。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、国が定めた基準で住宅の性能を比較することができる制度があり、この制度に基づいて発行される「住宅性能評価書」があります。
国に登録されている第三者機関が、共通基準である「評価方法基準」をもとに評価します。住宅性能表示制度は、設計段階で図面を確認する「設計住宅性能評価」と、住宅完成後に確認する「建設住宅性能評価」の２種類があります。
住宅性能表示制度は任意制度で、住宅性能表示制度を受ける際に費用がかかるため、新築住宅を購入する場合にこの制度を利用するかどうかは住宅購入者に委ねられています。
ただし、「住宅性能評価書」を取得すると、購入者が住宅ローンの控除や地震保険の割引などの優遇を受けることができる場合がありますので、新築住宅の売主が、標準書類の一つとして販売価格に含めている場合が多いです。