「建ぺい率（建蔽率）」とは、建物の建築面積の、敷地面積に対する割合のことです。ここでいう「建築面積」については、原則として、建物の外壁かこれにかわる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積をいいます。
建ぺい率の限度については、角地とみなされる敷地に建築する建物、防火地域内における耐火建築物、準防火地域内における耐火建築物等又は準耐火建築物など、緩和の特例があります。
「容積率」とは、建物の延べ面積(各階の床面積の合計)の、敷地面積に対する割合のことです。建築物の容積率（延べ面積の敷地面積に対する割合）は、 都市計画で定められる容積率の最高限度（指定容積率）以下でなければなりません。ただし敷地の前面道路の幅員が12m 未満の場合は、指定容積率と、前面道路の幅員によって定まる容積率の最高限度（道路幅員制限） のうち、いずれか小さい方の値によって制限されます。容積率については、様々な緩和の特例がありますので、それぞれの不動産を管轄する市役所等に、最新の規制内容について確認しましょう。