個人投資家が、「借金を返済し終えた後は資産になり、その後副収入を得ることができる」といった不動産会社からのセールストークを信じて、多額の借金をして高額な新築区分マンションを購入をしました。その投資家が購入した区分マンションの投資内容は、最初から、賃料から借金を返済し、さらにマンション管理組合への管理費と修繕積立金を支払うと赤字経営でした。
借主が退去するたびにその後の家賃が下落し、赤字が拡大したことにより、建物の修繕費用や原状回復費用の負担が困難になりました。最終的に、投資家は、不動産投資の赤字を補填し続けたために日々の生活費にも困窮したために、多額の損切りをして売却せざるを得ない状況に陥りました。