不動産広告で、違反になりやすい広告事例の一つは、インターネット広告時の、「会員限定表示」、「情報登録日等」、「契約済物件」です。インターネット広告は、「不動産の表示に関する公正競争規約実施細則」の「表示規約」で定める必要な表示事項を記載しなければならない媒体と規定されています。
具体的には、「広告主」「 物件の所在地、規模、形質その他の内容」「 物件の価格その他の取引条件」「物件の交通その他の利便及び環境」及び規則で定める事項を表示しなければなりません。
会員登録することを宣伝するページでは、必要となる表示事項のうち、所在地と価格等の限られた情報のみを表示して、さらに詳しい物件情報を見るためには会員登録しなければならない場合があります。このような広告は、規約で定められた必要な表示事項が不足している広告となり、違反になるでしょう。