競売不動産ごとに色々違いがあるのですが、電気設備等のライフライン関係や、エレベーターや給水ポンプ設備等の基本的な設備が正常に動作するかどうかについて心配しておくことが大切です。屋上防水や外壁塗装についても、かなり以前に寿命を迎えている場合は珍しいことではありません。裁判所による競売不動産の場合は、資金面で問題がある所有者がとても多いため、仮に建物の外観は良くても、物件を維持することに必要な設備への定期的な保守が、通常通り行われていない場合が多々あります。
稀に、大規模な別荘物件の場合には、オフィスビル等と同様に高圧受電設備(キュービクル)が設置されている場合があります。その場合は、修理費が相当高額になるだけでなく、毎月の電気料金がかなり高額(例:毎月10万円以上)になる可能性があります。
裁判所による公開資料では不明なことが多々ありますので、高額になりがちな設備の修繕費を想定し、それらのリスクを回避可能な入札価格にて、入札することをお勧めします。