競売不動産を落札できる人の多くは、落札後に第三者に転売することを目的とした不動産会社です。したがって、競売不動産と同等の品質を持つ、一般的に販売されている不動産の価格から、転売利益(数百万円のことが多いようです)と転売前に必要な修繕費用などの諸費用を控除することにより、大体の落札価格が予測できます。
ただし、全ての競売不動産にその予測方法が当てはまるわけではありません。時々、その予測価格をはるかに超えた高額な落札価格になる場合があります。その原因は、競売不動産の所有者を助けるために関係者が入札すること、一般の相場価格を見誤った人が入札すること、入札書に記載する入札金額を一桁多く記載すること、などが挙げられます。