積雪地域にある別荘を購入する場合には、利用人数を想定することと、積雪の対策が重要なことです。
積雪地域の別荘物件は、とても広いのにリーズナブルな価格で販売されていることがあります。広い別荘は、ご自身で利用することだけでなく、第三者に貸し出す際にも、魅力的な物件になる可能性が高いです。
その一方で、建物内部が広いと、光熱費が高額になる場合がありますのでご注意ください。冬の暖房代は、月額10万円を超える場合もあります。更に、屋根に積もった雪を降ろす作業や、その雪を処分する費用が、毎年数十万円単位でかかる場合もあります。
積雪地域にある不動産は、別荘物件に限らず、毎日のように入り口部分や公共道路までの道の雪かきをしないと、外部に出ることができなくなってしまうことが多々あります。夜中に数十センチの雪が積もることは、決して珍しいことではありません。豪雪地域で育った方であればお分かりだと思いますが、雪かきは、雪の量と重さとの戦いで、かなり時間を要するため、朝5時頃から雪かきをしなければ、通勤・通学時間に間に合わないこともあります。
また、屋根の雪下ろしや氷柱の処理をしないと、利用者が軒下を歩いていた際に雪や氷柱が頭上に落ちてしまい、大怪我をすることもあります。